7月末からの開催だったのですが、6月始めから前売りチケットを買って楽しみにしていた美術展。そのわりには行くのが今日まで延びてしまいました。しかもここ最近はスウェーデン行き準備で忙しくパニックになっていたので、「もう行かなくてもいいかな~」と諦めかけてさえいました。本当に楽しみにしていたのか・・・?疑いたくなりますが、行ってみるとやっぱり良くって、とても素敵な時間を過ごせました。
印象派に属する画家さんの絵は、本当に生き生きしていています。「印象派」と呼ばれるように画家が受けた印象をそのままキャンバスに焼き付けたような、その、「瞬間」を巧みに捉え表現している技術に感嘆してしまいます。見ているだけで描いた画家さんとその「瞬間」を共有し、話をしているような気分になります。
私が好きなのは特に風景画で、朝もやの中で光が生まれてくる短い時間や、黄昏(たそがれ)時の世界が夕焼け色に染まるような短い時間を捉えている作品。息がとまるほど巧みに再現してあって、本当に見事だなーと思うのです。
(Jacob Camille Pissarro, Gelee blanche :カミール・ピサロ 白い霜)
こちらはお土産コーナーで見つけたルノアール(Renoir)の絵が描いてある箱。中にはチョコレートが入っています。アクセサリー入れに使おうと思って買いました。
(そういえば私はチョコが食べられないんだった・・・→以前の記事)
ところで今回の美術展で一番感銘を受けたのは、美術館内のトイレで見つけた標識です!
小さくて見えにくいのですが、女性用トイレだけでなく、男性用トイレにも「おむつ換えシート」のマークがあります。これまでおむつ換えシートは女性トイレに併設されているか、女性用トイレの近くに別ルームとして設置されているのしか見たことがありませんでした。
美術展を開催しているのは「沖縄県立博物館・美術館」という割と新しい建物なのですが、お父さんたちも男性用トイレでおむつを替えることが、標識に表れるくらいまで普通の「事象」として捉えられているわけです。あぁ、日本にも男女の役割の均等の波がきているのか・・・と、一人ジーンとしてしまいました。深読みしすぎかもしれないけれど。トイレで写真を撮るのはかなり怪しいので、人目を盗めるよう頑張りましたよ。
]]>