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スウェーデンで日本人が感じる不便について [2011年 9-12月]

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今日は、授業で使う教材を買うためにキコキコ自転車をこいで町に行ってきました。いま住んでいるBorlängeは家から町まで自転車で20分くらいなのですが、町から少し離れたところに大きなショッピングセンターができて、多くのものがそこまでいかないと手に入りません。そのために、まるでイオングループが進出した後の日本の駅前商店街のように、町の中心地が大分さびれてしまいました・・・:( とりあえず町からまたキコキコ10分かけてショッピングセンターまで移動しました。家から往復約1時間くらいです。昨日Falunに行ったときに買っておけばよかったのだけど、荷物が多くて断念したのでした。

スウェーデンに来て不便を感じるのは、車を持っていないことくらいです。特に車があったらいいなと思うのは、スーパーでお米を買うとき。大体仕事帰りに買い物をするのですが、いつも荷物が重いから250gのものを買っていて、「車があれば心おきなく1kg買えるのになー」と夢見ています。でも「どうしても車がほしい!」というわけではないし、なかったらなかったであるものでやっていけばいいかなと思っているのですが、こちらに住んでいる日本人の方とお話すると、みなさん「不便」と感じていることが多いようです。コンビニもないし、吉野家もないし、映画館も夕方からしか開いていません。

そういう意味で日本は、人々が「あったら便利だな」と思うことを想像して、創造している社会なんだなと思います。日本文化に根付く「おもてなしの精神」=「相手の気持ちを考慮して、先に準備・行動する精神」もその基盤にあるのかもしれません。私もコピーを取りたいときにコンビニがなくて不便だな、と思うことはありますが「まぁ明日学校で取ればいっか」と先延ばしにしちゃいます。私みたいな人ばかりだったら、日本はあんなに創造的な社会にならなかっただろうなーと思います。

ところで、昨日は仕事が休みだったのですが、Falunに行ったのはある人にお会いするためでした。お会いしたのはこちらの大学で日本語を教えていらっしゃるRさんという女性です。Rさんとは以前から知り合いだったのですが私がスウェーデンにいるときにRさんは日本にいたり、またはその逆だったりとタイミングが合わず、昨日やっと初めてお会いできたのでした。やさしくて感受性の豊かな、素敵な方でした(^o^) ここぞとばかりに日本語の教え方についての質問をたくさんしたのですが、Rさんのほうが私よりちょっとだけ年上で進んでいる方向も似ていることから、最後は人生相談のようになっていました。自分より年齢が少し上の女性からのアドバイスというのは、いつもとても参考になります。話していると、私も頑張ってみなさんのような素敵な女性になりたいなと燃えてきます。Rさん、ありがとうございました:)

Rさんとはランチを食べながら話していたので、スウェーデンの食べ物の話になりました。日本と比べると料理の種類が少ないので、日本人がスウェーデンに滞在していると「食べ物に飽きてしまう」という話をよく聞きます。私も学生の時にスウェーデンに留学したクラスメートがたくさんいましたが、「スウェーデンは好きだけど、食べ物に飽きるからスウェーデンには長く滞在できない」と言う人が多々いました。私は幸か不幸か食べ物にあんまりこだわりがなくて、自分が「好き」か「嫌い」かしか分からないので、その点はよかったのかなーと思います。すごくおいしいものを食べても感動が少ないので、本当に幸か不幸かですけれど・・・。今ブログを書きながら何か食べたい日本食はあるかなーと考えてみましたが、特に思いつきません。本当に幸か不幸かですけれど・・・。でもスウェーデンの家庭料理はどれも好きです(^o^)

ちなみに冒頭の写真は、日本でも有名な缶詰surströming(シューシュトルミング)。強いにおいがするやつです!!これはあんまり好きじゃありませんが、スウェーデン人でも嫌いな方が多いようです:)
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