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言語学習のモチベーションと、ロールモデル [2012年 4月-6月]

イースター休み4日目の木曜日。昨日はジムから帰ってきたあと退屈で、でも在宅で仕事をしていたボーイフレンドは忙しそうで、仕方ないので一人でマフィンを焼きました。
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アップルシナモンマフィン。とっても簡単に作れます。

マフィンを食べつつフィーカ(お茶しながらおしゃべりする)をした後、再び暇になったのでTVドラマをみたりメールをしたり、つまりダラダラして過ごしました。あれ、仕事が溜まっているはずなのに・・

ところで、今日がイースター休みの何日目なのかは、イースターの始まりをいつからと捉えるかで異なるようです。これはイースター休みの前に日本語の授業で「イースター休みはいつからですか?」と生徒たちに質問したところ、彼らが教えてくれたのでした。生徒たちの中ではイースーター休みはGood fridayから、という認識のようですが、私はきりがいいので月曜日から数えています。ちなみに今年のGood Fridayは「4月6日」で、生徒たちはこの「ついたち」から「とおか」までの 不規則な変形が苦手なようです。ややこしいものね。それでも私は心を鬼にして毎回なんらかの日付をきいています。ふふふ。

日本語の授業では ほとんどスウェーデン語で教えています。本当は日本語を聞くことに慣れてもらうためにも日本語で授業をしたいのですが、特に高校1年生のクラスは今年から日本語を始めるゼロ初級の生徒たちなので、前任の先生にも相談し、負担になりすぎないようにスウェーデン語をメインの言語にすることにしました。それでも日本語を「話す楽しみ」と「聞いて理解する楽しみ」を経験してほしいので、できるだけペアやグループでの口頭練習をいれるようにしています。

先日は友人で日本語が堪能なスウェーデン人、ダニエルくんにゲストで授業に来てもらいました。 ダニエルくんはファールン(私が教えている学校がある町)の出身で、こちらに引っ越してきた頃に知り合いました。日本に2回留学したことがあり、とーっても日本語が上手です。いまは ウップサーラという町で大学に通っていますが、「ぜひ授業にゲストとしてきてほしい」とお願いしたところ、心よく引き受けてくれたのでした:)

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(日本に留学したときの話をしてくれました)

スウェーデンで、または外国で日本語を勉強していると実際に言語を使えるシチュエーションがあまりないため、学習者のモチベーションが下がってしまうことがあります。私も日本の大学でスウェーデン語を勉強していたとき、よくそう感じました。メデイアが発達し日本の映像や音楽などはインターネット上でいくらでも触れられますが、日本語をつかって「自分を表現する」「相手を理解する」というコミュニケーションの醍醐味を体験することは難しいです。

生徒たちにそうしたコミュニケーションの機会を多く提供してあげたいと思っていますが、まだ初級の前半のレベルで使いこなせる表現も少なく、周りに日本人もたくさんいるわけではないので、なかなか難しいところがあります。それでも生徒それぞれが「日本語学習の目的」を改めて自覚して、モチベーションを保ってもらうための機会を得ようと、ダニエルくんにゲストteacherとして日本留学時の話をしてもらいました。クラスには将来日本に留学したいと思っている生徒が多いので、生徒たちにロールモデルをもってもらうこともねらいでした。授業はとっても好評でした、Tack Daniel! :)
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(授業後も教室に残って、質問する生徒たち)


学校もあと2ヶ月ちょっとで夏休み。これからは試験作成や成績評価など忙しくなりますが、がんばります:)
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