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イースター、無理しない社会のススメ [2012年 4月-6月]

今日(水曜日)は朝からジムに行ってきました。日曜日にイースターがあったため今週は1週間学校がお休み、そのため仕事も休みです:) ボーイフレンドとピクニックに行こうと言っていたのですが、月曜日から天気が崩れ始め、今日もいまいちな天気・・金曜日にやっと晴れるらしいので、大人しく化学の勉強をしながら待ちたいと思います。ヴァレンスエレクトローン・・

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(アパートからの景色)


日本ではイースターを祝わないので実感がわきにくいのですが、キリスト教徒が多い国では1年でも最も大事なイベントのひとつのようです。大事なイベント=祝日が多いということで、イースターは日曜日だったのですが、金曜日には「Good Friday」という名前の祝日が始まり、土曜日のイースター前日(Easter Saturday)、日曜日のイースター当日(Easter Sunday)はもちろん、月曜日まで「Easter Monday」という名前の祝日でした。スウェーデンではこうした「イベント当日の翌日」も休みになることが多く、クリスマスの次の日(12/26)も祝日です。

「たくさん休みがあるんだなー」と思っていたら、なんとGood Fridayの前日、つまり木曜日から早めに閉店するカフエやお店が多数あるのを目撃し、「ただ休みたくてイースターにかこつけてるんじゃ・・」と疑いをいだいた、意地の悪い私。家に帰ってGoogleでイースターについて調べ、イースター前の木曜日から既に宗教的に大事な日だと分かったのでした。スウェーデン人のみなさん、疑ってごめんなさい〜

日本と比べるとスウェーデン人は休みすぎる、のんびり働きすぎる、という印象を受けますが、それでもたいていの職場はうまく回っています。(私はそこに高等教育の質の高さが関係していると思いますが、それはまたの機会に取り上げます!)何より感じるのは、サービス提供側とカスタマー側の「了解」がとれていること。日本ではある企業や機関が休みに入りサービスの質が低下すると、消費者や市民から苦情がくることも多いですが、スウェーデン人の消費者はそんなことではあまり怒らず、「休みなら仕方ないね」という反応です。そしてそれでうまくバランスがとれているのです。

日本では「懸命に働くことが美」、「休むことは怠けること」という意識が社会に浸透している気がしますが、それは気持ちの問題であって、実際には休みを取ることで受ける損害はそんなにないのではないかと思います。どちらかというとサービスを提供する側も受ける側も無理し合って、お互いがお互いに求めるレベルを自分たちであげて、しんどくなっている気がします。スーパーのレジ係の人はお客さんがいないときは座ってもいいし、水を飲んでもいいと思います。公務員が1週間休暇をとって、家族と旅行に出かけてもいいと思います。一生懸命働くことはすばらしいことですが、国民一人一人が毎日を楽しむ余裕をもつこと、幸せな人生を生きることが一番大切なのではないでしょうか。

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